WP-Members会員仮登録メール機能導入
会員サイトでは、会員登録時に登録されたメールアドレスにメールを送信して
記載されているURLをクリックしたら会員登録完了というサイトがよくあります。
このステップを踏むことにより、ユーザが登録したメールアドレスが正しいかを確認することができます。メールアドレスがユーザのものであること証明することで、セキュリティ対策にもなりますね。
今回はWordpressのプラグインであるWP-Membersで会員仮登録のメール到達確認機能を導入する手順をご紹介します。管理画面では『確認用リンク』もしくは『Confirmation Link』と表示されている項目になります。
WP-Membersの開設は本家サイトをご覧ください。
日本語化が未だであれば、こちらを参考にしてください。
WP-Membersでの会員登録までの流れ
- 会員登録フォームより情報入力
- まずは通常の会員登録フォームより会員登録を行います。仮登録機能を利用することにより、この段階では会員登録が完了せず、仮登録状態となります。
仮登録状態のままログインしても、エラーとなりログインできません。
- メール送付され、メールアドレス確認用リンクをクリック
- 会員登録時に入力したメールアドレス宛にメールが送付されてきます。メール内にメールアドレス確認用リンクが記載されていますので、リンクをクリックします。
- 会員登録完了
- メールアドレス確認用リンクをクリックすると会員登録が完了されます。
ここからログインが可能となります。
WP-Members設定手順
仮登録機能の有効化
まずはWP-Membersの設定画面より、仮登録機能を有効化します。メニューが表示されていない場合はプラグインを最新化してください。
確認用リンクにチェックを入れて有効化します。日本語化していない場合は『Confirmation Link』と表示されている部分です。
有効化することにより、会員情報を入力しただけではログインできなくなります。会員登録時にメールアドレス確認用のリンクをつける必要がありますが、これは手動で設定しなければならず自動では付与されません。
これは後ほど設定いたします。
会員登録用ページを準備
会員登録するためのページを作成します。今回のメインテーマではないので詳細な説明は割愛いたしますが、新規作成した固定ページに下記ショートコードを設定します。
[wpmem_form register]
これにより、設定された固定ページが「会員登録用ページ」となります。
プロフィールページの設定
一見、仮登録機能と関係なさそうですがとても重要です。
設定がないとメールアドレス確認用リンクがうまく表示されません。
このようにメールに記載されるメールアドレス確認用リンクのドメイン部分を含む一部が欠落してしまいます。
欠落している部分は「ユーザプロフィールページ」のURLを利用しておりますので、下記の通り設定します。
ユーザプロフィールページに設定するショートコードは下記になります。
[wpmem_profile]
これでメールに正しくURLが表示されるようになります。
メール設定
仮登録として送付されるメールになりますので、適切な文言に変更する必要があります。
まずは仮登録時に送付されるメールです。
新規ユーザ登録
こちらが仮登録時に送付されるメールになります。
メールアドレス確認用リンクのショートコードは下記になりますので、必ず設定してください。
[confirm_link]
実際に送付されるメールはこのようになります。
URLをクリックすると、会員登録が完了します。
仮登録時のメール設定に「新規ユーザ登録」を利用したら、会員登録完了時のメールはどこで設定するかというと、下記の「メールアドレス検証済み」メール設定になります。
メールアドレス確認用リンクの有効期限は24時間です。有効期限が切れれば、再度同じメールアドレスで会員登録をすることができます。
メールアドレス検証済み
メールアドレス確認用リンクを押下し、会員登録が完了した際に送付されるメールの設定です。
利用できるショートコードは新規ユーザ登録のメール設定と同様です。
メールが送信されてこない場合は、Wordpressのメールサーバー設定などを再度確認してください。
ダイアログ設定
仮登録機能の導入に伴って、画面に表示しているメッセージを適切に変更する必要がでてきます。会員登録関連のメッセージを見直していきます。
設定はWP-Members管理画面の「ダイアログ」設定から行います。
仮登録メッセージ
仮登録完了時に表示するメッセ―ジを設定します。
会員登録メッセージ
メールアドレス 確認用リンクをクリックした後のメッセージはシステムで設定されているため、管理画面からの設定はできません。フックも設定されていないので、メッセージを修正する場合は言語ファイルを直接更新するなどの方法をとる必要があります。
原文 | 詳細 |
---|---|
Thank you for validating your account | メールアドレス確認用リンクをクリックして、会員登録が完了した際のメッセージ デフォルトの日本語訳は、キャプチャ記載の通り『メールアドレス認証が完了しました。』となっています。 |
Validation key was expired or invalid | メールアドレス確認用リンクの有効期限が切れていた場合などに表示されるメッセージ デフォルトの日本語訳は『検証キーの有効期限が切れているか無効です。』となっています。 |
ユーザ一覧 認証状態操作
メールアドレス認証を完了したかどうかは、管理画面の「ユーザ一覧」から確認できます。また、認証状態を操作することも可能です。
『未確認』と表示されている状態 ⇒ すでにメールアドレス認証が完了しています。
最新の日本語翻訳ファイルでは「未確認へ変更」に変更しております
『確認』と表示されている状態 ⇒ まだメールアドレス認証が完了していない状態です。この状態ではユーザはログインできません。
最新の日本語翻訳ファイルでは「確認済みへ変更」に変更しております
以上で設定は完了です。公式サイトにマニュアルがないので初めは分かりづらいですが、慣れてしまえば簡単ですね。
仮登録状態のままになっているユーザも多数出てくると思いますので、再度登録完了することを促すなどフォロー方法も考えておいた方がいいかもしれません。
wp-membersを使っている者です。
記事に誤りがあったためコメントします。
最後の段落で説明されている、
『未確認』と表示されている状態 ⇒ まだメールアドレス認証が完了していない状態です。この状態ではユーザはログインできません。
『確認』と表示されている状態 ⇒ すでにメールアドレス認証が完了しています。
は、逆です。
「未確認」と表示されている状態 ⇒ 「未確認(未承認)」にするためのリンクです。この状態が認証済みの状態で、ユーザーはログインできます。
「確認」と表示されている状態 ⇒ 「確認(認証済み)」にするためのリンクです。この状態が認証が完了していない状態で、ユーザーはログインできません。
この部分はとても紛らわしく、私も最初はかなり戸惑いました。
南の島を愛するエンジニア様の方でもご確認くださいませ。
コメントいただきありがとうございます。修正させていただきます。
ConfirmとUnconfirmの翻訳もいまいちですね。変更リクエスト出しておきます!
日本語翻訳も変更いたしました!
https://translate.wordpress.org/projects/wp-plugins/wp-members/stable/ja/default/
再びこんにちは。
今日、メンバー管理をしようと思って確認したら、
該当部分が「未確認に変更」「確認済みに変更」に変わっていました。
「あれ!ひょっとして?」と思ってこちらにやってきました。
変更リクエストを出していただいたのですね。
日本語翻訳の方も変更いただきまして、ありがとうございます!
リンク部が長くなりすぎるきらいはありますが、
やはりこちらの方がわかりやすいですね。
WordPressは我々のこうしたアクションで素早く改善していけるので、
本当に使いがいがありますね!私は楽しささえ感じます。
また何かありましたら、よろしくお願い申し上げます。
こちらこそご指摘頂きありがとうございます!
WP-MembersであればEditor権限を持っておりますので、こちらで翻訳編集可能です。
また何かありましたら宜しくお願い致します。